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未承認遺伝子組み換え亜麻FP967 (CDC Triffid)含有検査 受託開始のご案内

弊社では、欧州で発生した未承認遺伝子組み換え亜麻FP967(CDC Triffid)の食品混入事故を受け、当該品種の検査受託を開始しましたので、下記の通りご案内申し上げます。

遺伝子組み換え亜麻FP967含有検査

検査方法
リアルタイムPCR法
(厚生労働省通知 「安全性未審査の遺伝子組換え亜麻(FP967)の暫定検査法について」に準拠)
受託可能サンプル
亜麻の実入りクッキー、パン、シリアル、茶、亜麻仁油(アマニ油)、サプリメント、亜麻仁粕、配合飼料 他
(※) 亜麻仁油等の精製・加工度の高い油脂製品についても検査を受託しております。検査結果として亜麻由来DNA(内在性遺伝子)が残存していない場合でも検査費用はかかりますので、予めご了承ください。
必要検体量の目安
亜麻の種子(亜麻仁)・・・100g以上
亜麻の種子を含む製品(クッキー、シリアルなど)・・・300g以上
亜麻仁油・・・1L以上
分析方法について
本検査は、弊社の遺伝子組み換え検査技術のライセンス供与元であるGenetic ID社がEUの共同研究センターのガイドラインに基づいて開発した方法で、既にEUや日本の公的機関のモニタリング調査に用いられています。
また、弊社は厚生労働省食安監発1027第3号 「安全性未審査の遺伝子組換え亜麻(FP967)の暫定検査法について」に準拠した方法で検査を実施しております。
従来のスクリーニング検査では、検体中に遺伝子組み換えコーンや組み換えナタネが存在していた場合、組み換え亜麻と識別することができませんでした(疑陽性を示す)。そのため、本法で使用するプライマーは、遺伝子組み換え亜麻FP967品種に特異的な遺伝子配列(NOSターミネーターとスペクチノマイシン耐性遺伝子の境界領域)を検知できるように設計されています。

未承認遺伝子組み換え亜麻FP967(CDC Triffid)とは

EU食品・飼料緊急警告システム(RASFF)は9月8日、EU未承認の遺伝子組み換え亜麻であるFP967 (CDC Triffid)品種がドイツのシリアルやパンなどの食品に混入していたことを発表しました。
この品種はカナダのサスカチュワン大学の作物開発センター(CDC)で開発され、トリアスルフロンやメトスルフロンメチルのようなスルホニルウレア系の除草剤に耐性を有しています。
カナダや米国では1996-1998年にかけて食品・飼料用途として認可された唯一の遺伝子組み換え亜麻でしたが、実際には食品や飼料用に販売されたことはありませんでした。そのため、2001年にカナダ食品検査庁によって登録抹消され、保管用として残してあった種子は処分されました。

FP967亜麻は現在、EUで食品・飼料用途で認可を受けていない品種であるため、ゼロトレランス規制(一切の混入が認められない)が適用されます。従って、この品種が混入した製品はEUでは販売が禁止され、回収措置の対象となります。EUで利用される亜麻・亜麻仁の約70%はカナダ産といわれており、遺伝子組み換え作物の規制が厳しいEUでは大きな食品事故問題となっています。

(関連情報)
遺伝子組換え亜麻仁について
輸入食品に対する検査命令の実施について(カナダ産亜麻及びその加工品)(厚生労働省)
家畜飼料用に供されるカナダ産アマニの取扱いについて(農林水産省)