CERT ID トレースバック認定 Q&A
日本の生産情報公表JASと、同じ点と異なる点は何ですか?
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生産履歴の管理に求める項目は、基本的に同じ。 出生管理及び牛豚の群頭数管理が異なる。(大規模畜産にける管理方法を踏まえて生産履歴管理の合理性を確認)。また牛肉については、特定危険部位の除去の徹底に関する管理方法・現場確認が追加されている。 |
- 認定基準の構成
- 基本的に構成は同じですが、牛豚の群管理の最大頭数制限の基準(JAS基準では、牛の飼育管理は個体別、牛肉では1群20頭、豚では一群30頭以内と群頭数に制限)、 及び出生日登録(JAS基準は21日以内)が異なります。 この相違点は、単純に考えれば「大規模の頭数をまとめてしまったら、群の中の個々の牛・豚を管理できるのか? また出生日の管理が甘いと、牛の日本向け輸出時の月齢20ヶ月以下という制限が、そもそも遵守できるのか?という疑問が生じるかもしれません。 しかし、以下のように、品質管理上の精度は、JAS基準が意図する内容とまったく同一であると判断される合理的根拠があり、この相違点については、 生産履歴管理上、管理が甘いというような内容ではありません。また一方で、JAS認定においては、対象とならない特定危険部位の除去の管理方法(牛肉)に関する確認が実施されています。
- 群の管理方法
- 牛の場合、JAS認定では牛の飼育管理は個体別、牛肉では1群20頭、豚では一群30頭以内と群頭数に制限がありますが、米国等では省力化のために給餌・投薬・解体プログラムは生育段階毎に均一に数百頭同時に行います。
- 日本のように、個体又は、小規模豚群を対象とせずより大きな単位で、管理されますが、豚舎や群単位で独立して均一の給餌・投薬・解体出荷を行う為、 群の中の牛・豚に関して得られる履歴情報は一緒になるので一つの群の頭数制限はありません。群の頭数が多い豚の場合で、一つの豚舎単位での頭数は、数百から1,000頭超まであります。ただし、広大な豚舎に1,000頭がまとめて飼育されているのではなく、 日本と同様に豚房毎に飼育されており、その標準的な頭数は、20頭と日本よりも少ない頭数です。 日本では、一つの豚舎を1単位(群)としては、捉えず豚房単位で搬入・出荷となり、従って豚房を群として管理対象とします。 一方、米国では、豚舎内では、豚房毎に豚を入れて飼育しますが、搬入・出荷は、豚房単位ではなく、豚舎毎に一括して、搬入・搬出(豚舎内の豚房すべてを一括して搬入・搬出)します。 日本のように豚舎内で、豚房単位で、別々に搬入・出荷されるような事はありません。従って、日本での豚房単位の管理を、豚舎単位として管理するという大規模生産方式である為、 日本の豚房単位(1群30頭以内)の管理と同一の管理内容が、豚舎単位でも実施されます。
- つまり、JAS認定基準の定める豚群の最大頭数の制限(30頭)は、日本では、豚房単位で移動がされる為、制限が必要であるものであり、 豚舎をひとつの豚群の単位とする米国方式の場合、豚舎を一つの豚群として扱っても、日本と同様の管理内容となります。
- 出生日管理法
- JAS基準においては、出生日の登録は出生後3週間以内となっています。北米においも、豚の生産においては、豚は週齢と体重管理にて取引されますので出生管理は、 このJAS基準以内に収まります牛の場合、日本での牛の繁殖は、人工授精により行われ、出生日登録が確実に行えます。
- しかし、北米では、出生日が確実に掌握できる人工交配による繁殖以外に、放牧場での自然交配による出生があります。 (日本では、このような自然交配はほぼありません)人工交配の場合は、日本と同様、出生日は完全に記録されていますが、自然交配の場合は、毎年繁殖期に自然交配し、放牧地内で自然分娩します。 また放牧地は広大であり、いつ出生するかをその場で確認する事はできません。この為、放牧地を巡回するカウボーイが、巡回中に、 その牧場で繁殖季節に(年1回)生まれた子牛を最初に確認した日をその群の子牛の出生日とすることで一番出生が早い子牛の出生日で管理します。 また自然交配による誕生から誕生が確認されるまで数日経過している(全体を巡回するのに数日かかる場合もある)としても、その第一発見の子牛の出生が出生日として扱われますから、 その牛群に誕生したいずれの子牛も、最初に確認された子牛より若い牛である事になります。
- 特定の牛群のその年の子牛の月齢は、このようにして最も早い出生の子牛の月齢となりますから、日本への輸出条件である月齢21ヶ月未満の条件を満たす事が確認されます。 このように、出生管理については、JAS基準の要件とその目的と同等となります。

